ハートのコラム 第1回 狭心症・心筋梗塞とは

ハートちゃん

生きていくためには、心臓が24時間休まずに動き続けることが必要です。心臓は常に拍動し、全身に血液を送り出すポンプ として重要な役割を担っています。心臓は、それ自体も冠動脈と呼ばれる血管から血液の供給を受けています。冠動脈が動脈硬化などのために 狭くなったり、詰まったりすると、心筋へ十分な酸素や栄養が行き渡らなくなります。この状態を「心筋虚血」といい、狭心症、心筋梗塞があ ります。狭心症も心筋梗塞も、冠動脈の狭窄や閉塞により心筋に血液が行かないことが原因であることから、「虚血性心疾患」と呼ばれていま す。
狭心症は、心臓に酸素を供給する冠動脈が動脈硬化などで細くなり、一過性の血流不足により心筋虚血に陥り、胸部等に痛みが 生じる病気です。
狭心症と心筋梗塞の大きな違いは、虚血による心筋の障害が、回復するかどうかという点です。狭心症の場合は心筋が壊死していないので、障害は一過性で回復します。心筋梗塞の場合は、心筋が壊死してしまうので回復しません。
心筋梗塞になると心臓のポンプ機能が低下して、足がむくんだり息切れしたりします。心不全に陥ってしまうこともありま す。心筋障害による不整脈の出現や心臓ポンプ機能障害でショックになったりすることで心臓突然死の危険もあります。
胸部や背部の痛み、胸部の違和感がある方は、循環器専門医にかかられることをおすすめします。