ハートのコラム 第6回 薬の副作用とは

ハートちゃん

薬を飲むとき気になるのは、どんな「副作用」があるのかということでしょう。「副作用」とは薬を飲んだときに現れる、本来の目的以外の作用をいいます。 例えば、かぜ薬を飲んだら眠くなった・・・これは、 だれにでも経験のあることでしょう。この場合、「眠ること」を期待して飲んだわけではありませんから、「眠気」は副作用とされます。それでは不眠症のために睡眠薬を飲んで、眠くなった場合はどうでしょうか。この場合の「眠気」 は副作用ではなく、主作用、つまり「効きめ」ということになります。このように、薬を飲む場合はその目的によって、主作用と副作用が変わるのです。
薬は必要な場所にだけ効くことが理想ですが、血液といっしょに全身を回るため、必要のないところにも働きかけて、結果として思わぬ副作用が起きることがあります。また、予想以上に薬が強く作用して副作用をひき起こす例として、 糖尿病の薬の効果が強すぎて低血糖を起こすような場合があります。
残念ながら、副作用が絶対ないという薬はありません。しかし、だからといって薬を使わないでは、肝心な治療をすることができません。薬の作用をしっかり理解したうえで、正しく使うことが大切です。副作用について正しい知識を 持つことによって、より良い治療が進められるようになります。
副作用をむやみに心配し、必要な薬を飲まないと、病気を悪化させたり治療を長引かせたりする原因にもなりかねません。薬を正しく使えば、副作用が現れる確率は低くなります。
薬を飲んでいるときに体の不調を感じたら、一人で不安を抱え込まず、医師・薬剤師に相談しましょう。