ハートのコラム 第11回 AEDとは

ハートちゃん

AEDとは自動体外式除細動器のことをいいます。突然、正常に拍動できなくなった停止状態の心臓に対して電気ショックを行い、心臓を正常なリズムに戻すための医療機器です。
心停止には、AEDによる電気ショックの適応となるものと、適応でないものとがありますが、電極のついたパッドを胸に貼ると、器械が自動的に心臓の状態を判断します。もし心室細動(心臓がこまかくふるえること)によって、 血液を送り出せなくなる不整脈や心室頻拍(致死性の不整脈)を起こしていれば、瞬間的に強い電流を流し心臓にショックを与えることで、心臓のリズムを正常に戻す機能を有しています。器械の電源を入れれば音声ガイダンスで 使い方を指示してくれるので、専門的な知識がなくとも救命することができます。
消防庁の平成25年の統計によれば、通報から救急車が現場に到着するまで平均時間は約8.5分です※1。除細動(心臓を正常なリズムに戻すこと)までの時間が1分経過するごとに、生存率は約7~10%低下するといわれています。 また、心臓が血液を送らなくなってから3~4分以上で、脳の回復が困難になるといわれています。心室細動・心室頻拍によって脳や臓器に血液が届かなくなる時間が長いほど、死亡と後遺症のリスクが高くなります。したがって、 突然の心停止発症後、直ちに心肺蘇生と除細動電気ショックを実施することが非常に重要です。救急車の到着までに傷病者の近くにいる方々が一刻も早くAEDを使用し、できるだけ早く電気ショックを行うことが救命につながります。
当社では、毎年新入社員に対し、研修の一環としてAED講習を実施しています。消防署員の方に講師をお願いし、修了後に修了証を取得します。特にMRは全国各地に配属されますので、いつAEDを利用しなければいけない場面に 遭遇しても対応できるよう、会社を挙げてAED講習受講に取り組んでいます。

※1出典:消防庁ホームページ(http://www.fdma.go.jp/)より