当社の歴史や特色、事業戦略についてご紹介すると共に、医療用医薬品の分野でこれからも社会に貢献するため、今後のビジョンについてご紹介します。
当社は、蚕蛹中のビタミンB2の高度利用を目的として1943年に福島県福島市で創業し、70余年の歴史を有する会社です。「ビスラーゼ」、「フラビタン」等の製品でビタミン療法に大きく貢献した後、1980年代に、時代のニーズを捉えたユニークな心臓病薬「フランドル」、「フランドルテープ」の発売で循環器領域のスペシャリティファーマへと舵を切りました。その後も事業所や設備を拡充しながら循環器領域の医薬品を次々に発売し、ますますその専門性に磨きをかけ、現在に至ります。
当社は、少数精鋭を基本理念とし、若手のうちから重要な仕事を任されることも多く、社員がやりがいを感じられることが特徴の一つです。会社規模が比較的小さいがゆえ部署間のコミュニケーションも良好で、お互いの顔が見える職場環境を目指しています。また、環境面でも福利厚生や研修制度の充実などを図り、一人ひとりの社員を大切にしています。
近年、日本では少子高齢化に伴い増大する医療費の抑制策が進められており、医薬品業界では各社生き残りを賭け企業再編が進められています。そうしたなかで、当社は高齢化によりますます増加する心臓病をはじめとした循環器疾患の医薬品に的を絞り、事業領域の拡大を追求するのではなく、限られた経営資源を集中し循環器領域に特化し、さらに専門性を高めていく事を選択しました。
現在の日本社会は、人類がかつて経験したことのない少子高齢化と人口減少の時代へと足を踏み入れています。そうしたなかで当社は、「循環器領域を中心に独創的な新薬を通して人々の健康に寄与する」という企業理念のもと、製品ラインナップの拡充と専門性の向上を図り、循環器医療の現場において、なくてはならない存在を目指していきます。